2. オブジェクトを配置しよう

Cubeを配置しよう

まず初めに一番シンプルな形状の3DオブジェクトであるCubeを配置してみましょう。

下記のどれかの方法で追加する事ができるようになっています。

  • メインメニューから、GameObject > 3D Object > Cube
  • ヒエラルキーウィンドウから、Create > 3D Object > Cube
  • 右クリックから、3D Object > Cube

ヒエラルキーウィンドウを確認しよう

配置したオブジェクトはヒエラルキーウィンドウのリストに追加されます。 プロジェクト作成時に最初から配置されているオブジェクトが2つに加えて、今追加したオブジェクトのCubeが追加されている事がわかります。

名前概要
Main Cameraゲーム全体を写すカメラ
Directional Light画面全体を照らす光のオブジェクト
Cube今配置したCubeオブジェクト

シーンビューから位置やサイズを編集しよう

配置したオブジェクトはシーンビューにも追加されています。 ツールバーの左端のツールを選択して、オブジェクトの位置や角度、形状などを変化させる事ができますので動かしてみましょう。

インスペクタウィンドウから位置やサイズを編集しよう

インスペクタウィンドウでは、ヒエラルキーウィンドウで選択しているオブジェクトの状態を確認する事ができます。 先ほどCubeを動かしたり形を変えた内容がTransformPositionRotationScaleなどの値として反映されているかと思います。

右上の ギアアイコン をクリックしたら出てくるドロップダウンメニューからResetを選択すると、Cubeオブジェクトをシーンビューの中心点である(0, 0, 0)の座標に移動させる事ができます。

コンポーネントについて

Unityのオブジェクトはヒエラルキーに配置されたオブジェクトに対して、Transformをはじめとした様々なコンポーネント(部品)が紐づけられて振る舞いを決定しています。

オブジェクトを選択するとインスペクタウィンドウにそのオブジェクトにアタッチされているコンポーネントが表示され、確認する事ができるようになります。

例えばCubeオブジェクトが最初から持っているコンポーネントは下記になります。

名前概要
Transformオブジェクトの座標や表示上の大きさ、回転の角度などの値を管理しています
Cube(Mesh Filter)直方体としての形状を作っています
Mesh Rendererカメラにどのように描画させるかを設定しています
Box Collider当たり判定を行います。これがないとオブジェクトは衝突・干渉せずすり抜けます

Unityは コンポーネント志向 で設計されていて、複数のコンポーネント(部品)を合わせる事によって成り立っています。

ゲームビューを確認しよう

カメラに映ったオブジェクトはゲームビューに描画されます。

ゲームビューのレゾリューションは初期設定ではFree Aspectで表示されていますが、作ったものの位置やサイズを後から変更しなくて済むように、最初の段階で実際のゲーム画面に合わせるように設定しましょう。 このチュートリアルでは 16:9 を選択して作業を進めます。


その他の基本操作

配置したオブジェクトを削除してみよう

一度配置したオブジェクトは、下記の方法で削除する事ができるようになっています。

  • 削除したいオブジェクトを選択して、右クリックから、Delete
  • ショートカット、Command, Delete

配置したオブジェクトを複製してみよう

同じ形状のオブジェクトをもう一つ配置したい場合には、下記の方法でj複製する事ができるようになっています。

  • 削除したいオブジェクトを選択して、右クリックから、Duplicate
  • ショートカット、Command, D
  • 複製したいオブジェクトを選択して、コピーアンドペースト

複製したオブジェクトは*** (1)などの数値が追加されて配置されます。 シーンビュー上では変化が無いように見えますが、座標、サイズが同じで重なって表示されている状態になっています。

配置されるオブジェクトには様々な種類のものが存在します。 代表的なものをいくつか触ってみましょう。

  • Main Cameraの値を変更してみよう
  • Directional Lightの値を変更してみよう
  • Sphereを追加してみよう
  • Particle Systemを追加してみよう